マニラから約１１時間 ３泊４日イロコスの旅編〜初夜の巻〜
まず始めに、前回のブログから
しばらく経っていまいました。
遅くなり申し訳御座いませんでした。
それでは・・・
昨年、１０月初旬頃だったかな？この話題が出たの。
何気ない会話の中で奥さんの兄が以前に行った
フィリピン北部の街への旅行の話。
マニラ近郊とは全く違う気候と綺麗な海や
アクティビティの写真を見せられた。
片道、約１１時間超という長旅。
そうです。
今回は予告通りにフィリピン北部にある地域の
イロコス地方への旅日記をお伝えします。
過酷
危険
諦らめ
からの・・・
感動の３泊４日
マニラから約１１時間、陸路で行くイロコスの旅編
スタート！！
そんな訳で旅の約１ヶ月前に
イロコスと言うフィリピン北部の地域へ行った
時の写真をいつもの宅飲み談笑時に見せられ
今度、皆で行きたいね〜♪ってことで終わってた話。
時の流れってヤツは恐ろしいもので、
何故？なのか１０日後くらいには行くことが
いつの間にか決まっておりましたとさ。
今回の運行車両は２台。
奥さんの兄が所有してるハイエースと（新型SUVも持ってるよ）
私の所有してる大型SUV。
違うんですよ？最初はボクのでは行かないよね？
って何度も確認してたんです。
「HINDI NA MANG」
「それはないぜよ〜〜」
って言ってたんですよ、本当に。。。
っと言うことで決まってしまった事にはしょうがない。
全力で楽しんでしまおうと思える様になったこの頃。
赤ちゃんどうするかな〜？
お手伝いさんも一緒に３泊４日行けるのかな？
って思ってましたが快諾。
そしてボクの車には８人+赤ちゃんの満席です。
ハイエースはと言うと、、、
もう何人乗ったのかさえ分かりません。
勿論、旅のお供。
盛り上げ役のバクラ（オカマちゃん）も一緒に。
様々なアウトドア用品が上のキャリーに
積まれてましたね。（BBQコンロなんかもあった）
さあ、１０月３０日。
深夜に出発するってことなんで、
夕方から少しお昼寝して夜の１０時くらいに
皆が集まってるママとパパのお家へ向かう準備。
皆待ってるから早く来なさい！って催促の電話が
奥さんに来てたみたいなので急ぎお出かけの準備を。
珍しくフィリピンタイムじゃないなと思いながらも
近所のサリサリストア（小さな商店）の外で住んでる
COCOちゃん（イッヌ）にしばしお別れの挨拶をして
車に乗り込み出発！勿論、レッドブルは注入済み。
ママの家までは約７KMで１０分くらい、
途中で流行りのタピオカミルクティを購入。
今更感があるかもしれませんが一時期前まで、
フィリピンでもタピオカミルクティが流行り
特にボクの住んでるプリラン市では続々と
新しいお店がオープン。
そんなに儲からんでしょと思うんですけど
またなの？ってくらいに新店が出来ますね。
私も日本に住んでた時に一度、試しにタピオカを
作ってみたんですけど意外と難しいし時間がかかる。
乾燥したタピオカを冷水につけてしばらく置き
その後、沸騰したお湯で茹でるんですけど
かなりの時間がかかります。
時間が短いと中に芯が残り食べれたもんじゃない。
こっちのミルクティ屋でもたまに、「あっ芯あるな」
って時があるくらいです。
話は戻して、ママの家に到着。
ん？なんか家の中暗くないか？
毎日、夜の１２時には一度起きてご飯食べるパパは
外で待ち構えてましたが・・・
家の中に入ってみると２部屋に渡り十数人が
雑魚寝で仮眠を取ってるじゃないですか！
ボク「え？待ってるって言ってなかった？」
急いで準備して来たのにまだいかないんか〜い。
と心の中で思いながらヤケクソにボクも仮眠。
約３０分後、例の如くです。
「飯食え〜〜」
一同、ソンビの様にご飯に群がります。
はい。やっと飯食って出発です。
さて、フィリピンの長距離旅行の大変なこと
それは高速道路が伸びきっていない事。
今回の北部イロコスへの旅も序盤戦のみ
ハイウェイでその後はずっと一般道です。
まずはハイウェイで快適に飛ばして行こうぜ！
って思ったらハイエースの上に積んでる荷物の
カバーが外れてバサーーーっと。
一時停止。
男総出でロープを結んで再出発。
３分後。
またもやバサーーーーーーーっと。
一時停止。
おいおい！いつ着くんやって。笑
腕組みしながら現場監督の様に仁王立ちしてる
ボクはサゾカシ生意気に見えたでしょう。笑
そして今回はもう本格的にガッチリと結び、
本当の旅がここからスタートです。
小雨も降ってきて幸先悪いなと思いながら
北へ北へと進みます。
ハイウェイを爆速して２時間くらい経ったでしょうか。
この辺りでハイウェイの下り口が近いので
トイレタイムとなり休憩。
いつも通りに数人が寄ってきて
「OKAY LANG？」
「ゆーじ、お前大丈夫か？おい！」
っと来たので・・・
「OKAY LANG！ OKAY LANG！」
「何言ってやがんだ。大丈夫だ！」
っと言ういつものやり取りをして
「あと何時間？」って聞くと
まだ１０時間くらいあるね〜って。
なかなか熾烈な闘いになりそうだよ。
時間はまだまだ深夜で真っ暗ですが、
昼には田舎でも渋滞になり車通りが多いフィリピン。
なんとかこの時間に距離を稼いでおきたいところ。
ハイウェイを降りてちょっと行った所で
再度、休憩。（お土産などを置いてる商店でした）
これだけ人数いるとトイレタイムが必然的に
増えちゃいますね。
数人がカップ麺を食べてる中、
オカマちゃんが何やら特産品を見つけて騒いでます！
どれどれと見に行くと・・・
こんな感じでいつも盛り上げ役のフィリピン人バクラ。
歌とダンスがムチャクチャ上手なんです。
裏声じゃなく高い声が出ます。
産まれてすぐ女性に目覚めてた本物のオカマちゃんです。
さて、奥さんのお兄さんの車側はドライバーチェンジ。
なんと１９歳の現役アマチュアバイクレーサーが
運転席に。（結構、レースで優勝するんですコイツ）
深夜の真っ暗な道路で、
８０KM以上のスピード出てて、
対向車も結構来てるのに、
しかもカーブの手前や途中で、
な〜んで追い抜きに行くのかな〜〜？？
先見えてないでしょ・・・
ついて行くと全員死んじゃうので
ボクはあくまでマイペースに走行します。
後で聞いた向こうの車内の様子は、
奇声と悲鳴が怒涛の様に止まなかったとさ。
（あっちに乗ってなくて良かったよ）
のちにオカマちゃんが怖くて寝れないから
こっちに乗りたいと申し出てきました。笑
しばらく走り朝日が昇り始めて、
左手に海が見えてきました。
日本でも同じですがやっぱりこの瞬間の景色は
本当に美しく疲れがフッと吹き飛びますね。
さて、海沿いの絶壁にパーキングエリアがあったので
ここで朝食ターイム！
外に出ると爽やかな朝の透き通った空気と
海を見下ろす絶景で最高のロケーションです。
朝食はと言うと・・・
バイキングスタイル。
いや、フィリピンのブードルファイトスタイル。
ブードルファイトとは軍隊式食事方法で
一般的にもよくやります。
お皿ではなくて机にバナナの葉を置き、
その上に大量のご飯と様々なオカズを並べて
全員で一斉に食らいつくというもの。
もちろん、箸やスプーンではなく手で食べます。
ちょっと違うけど日本で鍋を皆でつつくのと似てる？
フィリピン人の凄い所は準備も片付けも早い！
この朝食だって炭たいて色々なもの揚げたり・焼いたり。
なかなか時間の掛かりそうなものですけど、
サっと作ってワッと食べてヤッと片付ける。
流石としか言いようがない。
お腹一杯になりましたがまだまだ車の旅は続きます。
車通りも増えて来ましたが明るく景色が見えるので
気分転換には丁度良いタイミング。
ところで、フィリピンの七不思議？！
でもないんだけどよく目にする光景が・・・
時折、トラックから聞こえる懐かしいサウンド♪笑
って見ると「おいおい！ブレーキでなってるじゃん」と。
恐らくボクの予想なんですが、
フィリピンにはかなり日本からの中古トラックが
入って来ており佐川急便や福山通運などの塗装をした
トラックをよく見ます。
ただ、ここフィリピンでは左ハンドルが原則。
ダッシュボードからステアリングまで全て反対にします。
きっとその際にフロント廻りに付いてた音声リレーの
配線をてきとうに付けた結果なのでしょう。
フィリピンのあるあるでした！
さてさて、
今回の３泊４日旅はまず一番遠くの『イロコスNorte』
まで行き少しずつマニラ方面へ宿を変えて戻りながら
最後は『イロコスSur』にあるビガンと言う
スペイン統治時代の名残で街全体がヨーロッパの様な
美しい街へ向かっていきます。
この街は世界遺産にも登録されており、レンガ作りの風情が
フィリピンじゃないみたいな町並みとのこと。
毎日、宿が変わるなんてなかなか楽しそうじゃないかと。
この旅も前回ブログと同様に２部屋の大部屋を借りて
大人数で寝るスタイルを採用。
予算も奥さんの兄２人とウチで折半なので、
まあホテル宿泊は正直キツイから全然OKなボク。
そして、随分と走りました。
なんだか車も少なくなり少し小高い丘の上の
小さな街を走りながらいつも見てる人と車とバイクの
喧騒から離れてノドカな町がボクのイメージしてる
フィリピンと違いな〜んか良い所だな〜。って感じです。
そうしてるうちに岬の様な場所に近づき、
途中のリゾート入場エントランス費を２回程払い（何で２回？）
初日の目的地へ到着！！
リゾート料を払ったってのもありますが、
綺麗な砂浜のビーチと様々なお店が海沿いに並んでます。
初日の宿は木製の大きいコテージタイプ。
ちゃんと大部屋には２階建てのベッドがあり
ゆっくりと足を伸ばして寝れそうです。
風が心地よく砂浜にヤシの木がポツポツとあり
南国のリゾートがまさに目の前にありました。
普通、日本人なら疲れて到着しても
こんなロケーションに来たら
まずはビールでしょ♪
でも、ここフィリピンでは違うんですね。
「よし、寝る。」
はい。概ね皆、寝ました。
数名が食事係りで夕食の準備に。
そんなもんだから勿論、ボクもお疲れです。
少し仮眠を取りましたが、ボクを呼ぶ声。
「あぁ〜〜飯食え〜だなと。」
もうね、分かってるんですよ。寝てても。
飯を食って海へ・・・
夕暮れのマジックタイムじゃないですか！
最高の時間に起こしてくれたと感謝しましたよ。
それは美しいコントラストで写真映えも◎
頑張って１０数時間走った意味がありました。
しばらく日が落ちるまで砂浜に座りながら
汚れた心を洗い流しておりました。
さて。ここまでで、
まだ一切のアルコールは取っておりません。
やっと飲みましょう！ってことで
海辺にあるバンガローにて雑談飲み会がスタート。
フィリピン人は本当に話し好きで、そんなに
仲良くない人でも昔からの友達かってくらいに
話が盛り上がって永遠と続きます。
家族ならなおさらのこと、シーンとしてる時間って
ほとんどありませんね。
だからでしょうか？話のカットインと最後まで
聞かずに話し始めるという事が多い。
確かに割り気味で行かないと話せないのかも。
多少のタガログ語しか出来ないボクに取っては
難関中の難関ですよ。だいたいいつも聞き役です。
そしてなんでこんなにネタが尽きないのかな？って
思ってましたが、最近少し分かるようになってきました。
男女問わずに噂話が大好きなんですね。
最近あった誰かの話しが多いです。直接関係ない人や
凄く遠い関係の人にも話すからネタの宝庫なんでしょう。
「SABI KO」「SABI NYA」
「私がこう言った」「彼（彼女）が言った」
などのフレーズが常に登場します。
なので他の人が皆知ってる話になるんですね。
そして伝言ゲームなのでドンドンと話しの内容が
変わっていき最後には全然違う話しになってた、
なんて事がよくあります。
私はいつも奥さんには人の悪口と陰口は絶対止めなさい。
と諭してます。必ず自分に返って来るからね！って。
この国の人間関係を見ると本当にそう思います。
だからできる限り言わない。
そして多少、何か言われてたとしても
腹は立つと思うが気にしない。
前に「バカと喧嘩をするな」だったかな？
って本を読んだことがあります。
そんなこと言われて嫌な思いをした心の過去や現在を
いつまでも嫌なヤツに支配されて未来まで侵されては
人生勿体ないと。人生は実に短いのだからと。
はい。話が変な方向に飛び出したので戻して、
雑談中、いつものヤツに話題が。
『日本には〇〇あるか？シリーズ』
今回のお題は・・・
お米の値段。（あるかシリーズではないけど）
ここフィリピンではまさに米が主食。
と言いますか日本人より米の消費は高いでしょ！
ってくらいに米をメチャクチャ食べます。
少ないオカズで大量のご飯を食べるので、
奥さんとご飯を食べてるとチキンなどの彼女の
オカズが気を使ってか半分以上ボクに回ってきます。
それでもご飯を食べてる量は彼女の方が多いって。笑
フィリピンで多く見かけるのは細長いタイ米？
の様な物が多いですけどジャパニーズライスと書かれた
日本米に似てる米も売ってます。
さほどキロあたりの価格は変わりませんが、
多少、高めのお値段に。
現地米で安いのはキロ３２ペソくらい。
日本米でキロ４５ペソくらい。
１０キロで４５０ペソなので９００円ちょいくらいです。
日本だと安くて３６００円くらいでしょうか？
なので１/4くらいの値段ですね。
話は雑談に戻って、
「YUJI! MAGKANO BA BIGAS？ SA JAPAN」
「おいゆーじ！てめぇの国では米いくらなんだ？」
と聞かれたんで、ペソ換算するのも面倒なので
「SAMPU KILO 2000PESOS LANG」
「１０キロで２０００ペソだけだよ」
と回答するといつもの如く、一同
「オ〜マイガ〜〜！！」
「MAHAL TALAGA！！」
「マジ高すぎるだろバカヤロ〜！！
フィリピン人で良かったよ。」
とショックを受けておられました。
ボクは逆にフィリピンに住んでて欲しくなるのは
日本のパン屋さんの様な柔らかくて、
甘さ控えめな色々な種類のパンが食べたい！
たまにモールとかに入ってる高めのパン屋は
美味しい所もあるんですが、道端のお店は
激甘か固いパンが多く唯一、プレーンな柔らかめの
パンのみ私の好みです。（格安です笑）
それでは、ここらへんで続きは次回のブログへ
イロコスの旅、初夜までお届け致しました。
２日目からは観光や様々なアクティビティをご紹介します。
乞うご期待！！
いい旅しよう『旅ランド』では
フィリピンの首都マニラからのツアー企画と運行を
しております。
実は陸路で行けるビーチリゾートやマニラ観光。
旅のプランはお客様が自由に設計いただけるように
臨機応変なご対応が可能ですので何なりとお申し付け下さい。
送迎のみや通訳などもやっておりますのでご相談下さい。
ご連絡は下記に記載のLINEオフィシャルかEメールで
頂けるとスムーズに返信が可能です。
旅ランドはブログ村ランキングに参加中です。
↓下記より投票お願いします。↓
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
Eメール：tabiland-info@yahoo.co.jp
LINEオフィシャル：http://nav.cx/fokbeu7
ホームページ：https://wald0112.wixsite.com/website
facebook:https://www.facebook.com/tabiland.ph/?modal=admin_todo_tour
インスタ：https://www.instagram.com/tabiland.ph/?hl=ja
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCgCKt7tON1DbIJsjube6YXA
twitter:@tabiland_ph
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
『旅ランド』YouYubeチャンネル開設しました♪
フィリピンにまつわる色々を配信していきます。
海外生活の中で起きるどうでもいい日常をニュースにして
小笑いを頂ける内容にしております。
南国ならではのフィーリングサウンドも
配信しておりますので是非、ご覧ください！
チャンネル登録も宜しくお願い致します。
↓YouYubeチャンネルへはこちらをクリック
